以前に暖簾を納品したお客様より「暖簾の色が落ちた」と連絡があり、行ってきました。

これ、わかります?
裏面は緑色、表面は白色でした。
(もともとの色は緑色、その色が落ちて白くなったという写真です)
特徴的な暖簾なので写真は出せないのですが、
この暖簾は風神雷神のような細かいデザインを再現したいというご意向で
「昇華転写」という染め方で染めさせて頂きました。
(耐光堅牢度(日光に対する強さ)は非常に弱い染め方ですので
あらかじめキチンと説明をした上でご注文をいただきました)
「昇華転写」はどんな細かいデザインでも表現できるというメリットがある代わりに
日光に弱いという欠点があります。
ここ数日、
「日光で色落ちしない染め方はないの?」というお問い合わせを頂いていることもあり、
明日から
実験を開始しようと思います。
名づけて、「耐光堅牢度調査実験!」
そのままですね。
明日も天気がよさそうなので、ちょっと実験してみます。
実験の模様は後日アップします。
平岡
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- 2013/05/25(土) 00:21:19|
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先日、
然林房さんの横断幕を納めさせていただきました。
この横断幕は2枚ありまして、
「おこしやす ようこそ」
「おおきに またのお越しをお待ちいたしております」の2枚からなっています。
3月中旬、若女将から「お客様を送りだす横断幕を作りたい」というお話を頂きました。
この時、ピン!ときました。
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それは2年前の寒い季節に、仙台の秋保温泉の
佐勘という温泉旅館に泊まったときのこと。
温泉も食事もお部屋も満喫して「さあ帰ろう」とバスに乗り込んで出発した時に、旅館のスタッフの方が
「またのお越しをお待ちしております」という横断幕を持って手を振って送り出してくれたのです。
「この気遣い、いいなあ。また来たいなあ」と思ったのでした。
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それと同じことを若女将が考えておられる!
となるとワタクシ、ワクワクしてきました。
提案書はもちろん、手書きのFAX。
パソコンで見積書を作るより
「佐勘って旅館で同じような横断幕を見ました、また来たいと思いましたよ!」
を伝えたくて、手書きで提案書を作ってFAXしました。
・インクジェットでも転写でもなく、染めましょう!
・コンピューター文字じゃない、いい文字を染める職人がいるんです!
・この職人さんね、人を感動させる文字を書かはるんです!
すぐに採用して下さいました。
先日納品に行って、すぐにお使いになったそうです。
「お客様に喜んでいただいて、とても嬉しかった」と、写真を送ってくださいました。
ありがとうございました!
四季育む宿 然林房
〒603-8468
京都市北区鷹峯北鷹峯町40番地
電話: 075-491-2231
FAX: 075-491-7712
- 2013/04/16(火) 20:41:32|
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